今宮FW19辻陸人が同点ゴール決める(写真=会田健司)

 すると追いつきたい今宮が勝負に出る。システムを2トップから3トップに変更し相手を押し込むと、67分にFW19辻陸人(2年)が起死回生の同点ゴールを叩き込む。しかしこの試合はこれでは終わらない。残り時間も少ないなか追いつかれた上宮太子だったが、失点から1分後にMF53河辺凜穏(2年)が右足で落ち着いて流し込み勝ち越し。

 試合終盤までもつれたゲームは上宮太子が2-1で制し、2次予選進出を決めた。

 勝利した上宮太子の茶田昌蔵監督は「先週の今宮さんの試合をスカウティングして、1-3から4-4に追いついてPK勝ちしていたので、簡単に勝てる相手じゃないのはわかっていましたが、やってみたら前の選手たちが強いですし、諦めないですし、守備の時間が長くなってしんどかったです。PKも想定してGKも入れて失点してしまいましたが、よく落ち着いて2点目を入れてくれました。あの1点が大きかったです」と試合を振り返った。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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