FW11西浦陽来の決勝ゴールで歓喜に沸く大阪偕星(写真=会田健司)

 後半に入ると大阪偕星が多彩な攻撃でさらに押し込む。中央に縦パスを通し最短でゴールに向かえば、CBのDF4方森大剛(3年)が最終ラインから正確なフィードでDFの裏を狙い、MF20松本忍(3年)とMF10網中奨悟(3年)は2列目からドリブルで仕掛けていく。

 後半頭から投入されたFW11西浦陽来(3年)も前線でキレのある動きをみせ、49分にはクロスに飛び込みヘディングで惜しいシュートを放つ。すると大阪偕星がついに同志社香里守備陣の牙城を崩す。

 55分、クロスボールが相手DFに当たって流れてきたボールを西浦が上手くコントロールして左足でゴールに突き刺した。「直前の試合で沢山外してしまって、気持ち的に結構下がっていたんですが、このインターハイがあったので切り替えました」と、西浦のスタメンを外された悔しさを晴らす一発で大阪偕星が貴重な先制点を手にした。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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