常翔学園イレブン(写真=会田健司)

 後半に入ると立ち上がりから常翔学園が相手のビルドアップに対しハイプレスを敢行。39分には高い位置でボールを奪い切りMF8木村伊織(3年)がフィニッシュ。43分にはMF10河邊修治(2年)が身体を張って絶好の位置でFKを獲得し、MF14洗井秀太(3年)が右足で直接狙う。しかし常翔学園はどちらのシーンもゴールに繋げられず。

 一方の履正社も宇都宮がGKとの1対1を外してしまうなど追加点を奪えないでいたが、選手交代を使って4バックに変更するとこれが奏功する。50分、前線左で宇都宮が起点を作ると、ボックス内左でパスを受けた河野が相手DF2枚を引き付ける。これでマークがズレてフリーになった倉田が河野の折り返しに右足ボレーで合わせ、ゴール左隅に突き刺した。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選