横浜F・マリノスユース vs 旭川実(写真=佐藤亮太)

 残り20分、攻めに攻める横浜FMユース。ワンチャンスを狙うべくひたすら耐える旭川実。この根競べを旭川実が制し、2-0の完封勝利を果たした。

 プレミアリーグ初参戦となった2012年。この時の戦績は1分17敗。11年の時を経て、プレミアリーグ初勝利をあげた。

 開幕戦で2-0の完封劇にきょうが4月1日だったからか「エープリルフールですよ」と笑った旭川実・富居徹雄監督。シュート数は横浜FMユースの半分の8本。ボール保持率は30%の印象。ボールを持てた時間は30分ほどかもしれない。

 それでも耐えに耐えた。

 「前半はゼロで折り返そうとしましたが、1点決めて折り返せてよかったです」と振り返ったGK1越後は「相手はサイド、ワイドからクロスを入れてきましたが、DFとGKでしっかり対応できました」と言う。一方、「(試合中は)ヒヤヒヤしました」と偽らざる気持ちを語った主将MF7庄子も「ゴール前の強さは僕たちの強み。一見、攻められているように見えて、相手に攻めさせているイメージ。守備の不安はなかった」と比較的余裕があったことを明かした。

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