大宮アルディージャU18もMF種田陽を中心に迫力ある攻撃を見せた(写真=多田哲平)

 すると55分、左サイドからDF2小林拓斗(3年)が放り込んだロングスローにゴール前でDF4山本虎(3年)がヘディングで合わせてゴールネットを揺らす。得意のセットプレーから青森山田はついに同点に追いついた。

 その後も、大宮U18のカウンターを山本とDF5小泉佳絃(3年)を軸にはね返していく。そして、勝ち越し点が生まれたのは、試合終了まで10分を切った頃だった。

 82分にMF10芝田玲(3年)のパスからFW11米谷壮史(3年)が合わせて勝ち越し。さらに直後の84分にはMF16後藤礼智(3年)のパスを受けたMF8河原良介(3年)が追加点を奪取。立て続けのゴールで一気に突き放した。

 そのまま大宮に追撃を許さず3-1で勝ち切った青森山田。今季4勝目をあげ、首位に立った。

 一方で敗れた大宮U18も最下位脱出とはならなかったとはいえ、迫力ある攻撃を見せた。左サイドのMF10種田陽(3年)は巧みなドリブルとクロスでチャンスを演出し、FW24平家璃久斗(1年)は機敏な動きで敵DFを惑わせた。また相手のクロスをはね返していたDF4市原吏音(3年)の奮闘も光った。

(文・写真=多田哲平)

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