流通経済大柏 vs 青森山田(写真＝多田哲平)

　ビハインドで迎えた後半、立ち上がりはギアを上げて流通経済大柏ゴールに迫ったが、54分に得たPKでの絶好機を逸する。DF4山本虎(3年)のキックは相手GK1土佐昂清(3年)に見事にストップされた。

　同点機をフイにした青森山田はそればかりか、61分には、相手DF2田中ショーン涼太(3年)のパスから交代直後のMF7山口裕也(3年)にディフェンスラインを抜け出され追加点を献上。リードを広げられた。

　しかし青森山田が意地を見せたのはここから。74分、前線に上がっていた長身DF5小泉佳絃(3年)が右サイドのDF2小林拓斗(3年)のクロスに合わせてヘディング弾を撃ち込み1点を返す。

　さらに80分、69分から途中出場のDF3小沼蒼珠(2年)のロングスローが相手GKの手をかすめてゴールイン。青森山田がついに同点とした。

　その後、互いに追加点を狙って果敢に攻め合うなか、ドラマは後半アディショナルタイム90＋6分に訪れた。MF10芝田玲(3年)が入れたFKからゴール前に飛び込んだ小沼がコースを変えて逆転ゴールをゲット。

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