北越 vs 帝京長岡
帝京長岡は、後半開始から創造性と展開力のあるMF山村朔冬(3年)を左サイドに投入。すると、その采配がズバリ的中する。同18分、山村の縦パスにFW堀颯汰(3年)が左サイドを抜け出し、ゴール中央にラストパスを送ると、フリーで走り込んだFW新納大吾(2年)が左足を合わせて先制のネットを揺らす。勢いに乗った帝京長岡はさらに攻勢に出る。同23分、MF原壮志(3年)が右サイドから仕掛けると、最後はゴール右でパスを受けた堀が右足シュートをファーサイドに突き刺して追加点を挙げる。堀はこれでリーグ7点目。「いい形でゴール前に入れた。今年はよりフィニッシャーとしての役割が増えている。もっと数字を伸ばしたい」と堀。
その堀は同31分に左サイドから低クロスをあげて原のチーム3点目をアシスト。さらに勢いを加速させた帝京長岡は同34分、山村が右CKをニアに走り込んだDF内山開翔(3年)の頭に合わせ、リードを4点に広げる。
一矢報いたい北越も最終盤に反撃する。同39分、右サイドを抜け出したMF岩崎大翔(2年)がゴール左隅に低弾道のミドルシュートを沈めて1点を返す。同43分にはペナルティーエリア内で粘ったエースFW高橋航輝(3年)のシュートのこぼれ球をFW篠田寛太(3年)が右足でプッシュし、2点差に迫る。だが、同アディショナルタイムに帝京長岡のFW畑遼河(3年)が左足ミドルをたたき込みスコアを5-2とし、打ち合いに終止符を打った。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 北信越1部
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