近大附イレブン(写真=会田健司)

 近大附の寺師悠斗監督が「前半途中までは良かった」と振り返ったように、序盤は拮抗した展開だった。23分には中央左をMF27咲本大(1年)が抜け出し右足でゴールを狙うなど、近大附も相手陣内に攻め込んだ。しかし、セレッソ大阪U-18が徐々にペースを握り始めると、"ゴールへ最短最速"を目指す得意の中央攻撃で相手ゴールに襲い掛かる。

 セレッソ大阪U-18は27分、バイタルエリアで縦パスを受けたFW13小野田亮汰(1年)が振り向きざまに右足で先制ゴールを決める。近大附も直後にFW9上田泰地(3年)が抜け出し、GKを交わし決定機を迎えるも、クロスに中が合わせられずチャンスを生かせない。すると35分にセレッソ大阪U-18が追加点。MF10皿良立輝(3年)からスルーパスを受けたMF西川宙希が左足でゴール右にシュートを突き刺す。45分にも西川が鋭い切り返しでDFを翻弄し、左足でゴール左上を射抜いた。

 3-0で後半を迎えると、63分にDF藤井龍也が強烈なシュートを突き刺しセレッソ大阪U-18に4点目が入る。一矢報いたい近大附も72分にCKからゴールに迫るも、シュートはクロスバーに弾かれてしまう。最後まで攻めの姿勢を崩さなかったセレッソ大阪U-18がそのまま逃げ切り、4-0で勝利した。

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