セレッソ大阪U-18はFW13小野田亮汰(1年)が先制ゴールを決める(写真=会田健司)
4ゴールで快勝したセレッソ大阪U-18だが、島岡健太監督は「まだまだ一人一人時間がかかることが多い。相手に渡さなくてもいいところで渡してしまっているところも多いので、まだまだ技術を磨かないと、我々が目指しているところからすると程遠いかなと思います」と課題を口にした。
それでも「セレッソに対し相手さんが策を講じてくれていることに対するアイデアは出てきてはいるので、そこは彼らの成長したところだと思います。技術はまだまだ足りないですが、先には進んでいると思います」と選手たちは成長していると話した。
カウンターからのゴールが多かったことで、相手が待ち構える中でも崩せるところを目指す指揮官は納得せず、「とにかく個人の成長。セレッソは世界で活躍できる、今まで見たことのない選手を生み出すのが目標なので、僕もみてみたいですし、そこに向けてやるだけです」と選手たちのさらなる成長に期待した。
一方、敗れた近大附の寺師監督は「めちゃくちゃ強かった。もちろんスカウティングも対策もして、失点するところまでは悪くなかったんですけど、やっぱり失点してから連続失点ということで、この1部のレベルで戦っていくにはメンタル面をまだまだ上げていかないといけない」とゲームを振り返った。
そして「(開幕からの2試合で)ガンバさん、セレッソさんとJの相手にチャレンジさせてもらって、選手たちも基準が見えたところもあると思うので、”これではまだまだあかん”となってもらって、リーグ戦の中で僕も選手も共に成長していければと思っています。そういう意味では今日も良い経験をさせてもらえました」と話し、選手と自身の今後のさらなる成長を誓った。
(文・写真=会田健司)