耐える興國と攻める近江。試合時間も残り10分を切り、両者の気迫がぶつかり合う白熱の展開となったゲームは、GK1松岡空(3年)のファインセーブもあり興國が逃げ切りに成功。2-1で熱戦を制し今季初勝利を挙げた。
ゲーム後、興國の西岡は「気持ちよかったです!(宮原)勇太が持った瞬間来ると思った。いいボールをくれたので練習通りに決めることが出来ました」と2戦連発となる貴重な同点ゴールを振り返ると、「前節に比べてバタバタしなかった」と身体を張って守り切った守備に胸を張った。それでも相手に押し込まれてしまっただけに「逆転してからが課題」と反省も忘れなかった。
一方、開幕2連敗となってしまった近江。試合内容は決して悪くなかっただけに痛い敗戦となった。それでも相手の3倍となるシュート数を記録するなど、人数を掛けた攻撃は迫力満点。初勝利はお預けとなったが、闘志あふれるプレーを見せてくれた。
(文・写真=会田健司)
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西1部
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