チームは敗れるも3戦3発と好調の桃山学院FW10西条将太(写真=会田健司)
出鼻をくじかれる格好となった金光大阪だったが、それでも選手たちは慌てなかった。徐々にペースを掴み始めると34分、左CKがこぼれたところをFW11上田大翔(3年)が「ゴールはあまり見えていなかったけど、枠に飛ばせば雨で滑って何か起こるかなと思ったので」と迷わず振り抜くと、シュートが見事に枠を捉え同点ゴール。
これで勢いに乗った金光大阪は40分、左サイドのスペースに走り込んだ上田大が縦パスを上手く引き出すと、「スピードで行ったら相手が付いてきたので溜めを作ろうと切り返したら、ゴールへの道が空いていた」とカットインして右足を一閃。すると、このシュートが完璧な軌道を描き、ゴール右隅に吸い込まれた。「珍しい」と本人も驚いたゴラッソが決まり、金光大阪が前半のうちに逆転に成功した。
1点リードで後半を迎えた金光大阪は、60分にも上田大のロングスローからDF3湊結伍(3年)が押し込み、桃山学院を突き放すと、そのまま逃げ切り3-1で勝利。2勝目を挙げ勝ち点を7に伸ばした。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 関西2部
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