ファジアーノ岡山U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユース セカンド(写真=寺田弘幸)

 自分たちの代で歴史を変える――。その思いをみんなで強く抱き結束して戦ってきたファジアーノ。勝部陽太キャプテンは、一つのハードルを越えられたことに安どの笑みを浮かべながら集大成となるプレーオフに意識を傾けていた。

 「今年1年間プレーオフに出てプレミアに参入することを一つの目標にして頑張ってきたので、目標に挑戦できる権利を得たことをうれしく思います。でも、まだ何も成し遂げていないので目標を達成できるように頑張りたい。クラブユースもチーム一丸となれたから結果を出せたので、まずプリンスの優勝を決められるように、またみんなで一丸とってやっていきたいです」

 梁監督は選手たちの成長につながる舞台へ挑戦できることを喜ぶ。

 「また一つ、レベルの高い相手と真剣勝負ができる。それは絶対プラスになるとと思います。もちろんプレーオフも勝つために戦っていきますし、その経験がかけがえのない物になっていくと思います」。

 勝部をはじめ3年生にはジュニアの1期生も多く在籍する。2009年にJリーグに参入してから今年で15年目が経つクラブの中で育まれてきた選手たちが中心となり、ファジアーノ岡山U-18は12月に昇格をかけた戦いに挑んでいく。

(文・写真=寺田弘幸)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 中国
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 中国