アビスパ福岡 U-18 vs 長崎総科大附(写真= 中倉一志)

 そんな中で長崎総科大附の同点ゴールが決まる。時間は64分。尾島栞蓮(3年)がドリブルで仕掛けたところに、たまらず時志仁(3年)が倒してPKの判定。これを尾島栞蓮が冷静にゴールネットを揺らした。そしてここからは長崎総科大附が一方的に攻め続ける時間が続く。粘り強く守り続けるアビスパU-18はカウンターからゴールを狙うが、長崎創価大府のプレッシャーの前にパスミスが目立つようになり、自陣から抜け出すこともかなわなかった。そして終了間際の88分。長崎総科大附はCKのチャンスから尾島栞蓮が再びゴールネットを揺らして、これが決勝点。逆転勝利を収めた。

 今季プリンスリーグ初勝利を挙げた長崎総科大附は次節で大分トリニータU-18と対戦(長崎県立百花台公園サッカー場)。一方のアビスパU-18は今季初勝利を目指して半端ない人工芝サッカー場で鹿児島城西と対戦する。

 (文・写真= 中倉一志)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 九州1部
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