序盤は前線から相手にプレッシャーをかける青森山田が押し込むと、8分にはゴール正面からMF10芝田玲がFKを直接狙っていく。徐々に相手にも慣れてきた長崎U-18も落ち着いてパスを回せるようになり、互角の展開でハーフタイムを迎える。

 長崎U-18はMF5内山航紀が中盤の底で泥臭くボールを回収すれば、MF7田口達也がキレのあるドリブルでボールを運ぶ。しかしカウンターからFW17金ヶ瀬 仁人に決定機が訪れるも決め切れない。

 青森山田はFW9津島巧をターゲットにして、右サイドのMF14杉本英誉がチャンスを作り出すとMF11米谷壮史が2連続で決定機を迎えるも決め切れず。相手のGK1黒瀬理仁の安定したセービングとキャッチングに阻まれ、得意のセットプレーも封じられる。

 試合終盤は青森山田の猛攻を長崎U-18が跳ね返す白熱の展開が続くも、最後までゴールは生まれず0-0のまま後半も終了。PK戦では先攻の青森山田が6連続で成功し6-5で勝利。3連勝で予選リーグCを1位で突破した。

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