修徳 vs 湘南工大附(写真=河野正)

 修徳は大外の選手がアグレッシブに前線へ攻め上がる回数が頻繁で、とりわけ左ワイドの田島慎之佑(3年)の縦への推進力は一級品。左からスピーディーな攻撃を何度も仕掛けた。

 前半17分の先制点(決勝ゴール)も、修徳の特長のひとつから生まれた。田島が軽やかなドリブルで運ぶと、ペナルティーエリアで倒されてPKを獲得。これをンワディケが確実に沈めて先手を取った。

 26分には右CKのクリアボールを回収したMF髙島陸(2年)が中距離弾を蹴り込んでリードを広げ、前半を2-0で折り返した。

 1回戦で前橋商(群馬)を3-2で下した湘南工科大附は、後半の序盤からペースを取り戻し、アンカー上野海里やボランチ佐藤颯人(ともに2年)が中列後方から攻撃を組み立てた。

34年ぶりに出場した昨夏のインターハイで8強入り。当時から主力として活躍したFW中山陽輝(3年)が、高い個人技を生かして敵陣へと攻め込んだ。しかしアタッキングサードまでは進入できても、さらにもぐり込んでからの決定的な形は作れず、絶好のシュートを打てなかった。室井雅志監督は「相手が強くてなかなか戦略通りにいかなかった」と潔く敗戦を認めた上で、「この2試合で貴重な経験ができました。インターハイ予選に向け、いい攻撃からいい守備につなげられるチームづくりをしていきたいですね」と前向きだった。

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