攻撃力を磨く実践学園 佐野日大に4発快勝

実践学園iイレブン(写真=河野正)

 第66回関東高校サッカー大会は5月27日、1都7県から16校が参加して開幕し、都内各地でA、B各グループの1回戦が行われた。

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 各都県予選の準優勝校で争われるBグループの実践学園(東京) - 佐野日大(栃木)は、実践学園が4-1で快勝し5月28日の準決勝で初出場の伊勢崎工(群馬)と対戦する。

 4-2-3-1の実践学園は、守備ラインで丹念にボールをつなぎながら、的確なパスを両サイドに送り、時に鋭い縦パスとチェンジサイドのパスで好展開に持ち込んだ。

 前半13分のFW小嵐理翔(3年)の強烈なシュートは、相手GK村野大輝(3年)にセーブされ、惜しくも先制の機会を逃した。しかし31分、MF関根宏斗(3年)が力強いドリブルで突進して小嵐に最終パス、角度のない右から逆サイドに打ち込んで先制点をもぎ取った。

 ところが佐野日大は前半終了間際の39分、MF成田栞(3年)の強シュートが左ポストに当たり、こぼれ球を左SB原朝哉(3年)が拾い、預けたボールをMF福田一樹(3年)が確実に流し込んで最高の時間帯に同点にした。

 佐野日大は昨年度の第101回全国高校選手権で8強入りし、原は当時のレギュラーで福田も交代出場ながらベスト8の経験者だ。

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▽令和5年度関東高校サッカー大会
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