埼玉平成 vs 日大藤沢(写真=河野正)

 前半31分に左ウイング佐藤快琉(2年)の強シュートがポストをたたいた。あれが決まっていたら追い付いただけに、ちょっとした運の悪さも敗因につながったようだ。

 後半7分には相手の鋭いドリブルからマークをはがされ、安場に3点目を奪われ、19分はドリブルとカットインから守備を崩されて失点。24分にはFKを起点に、アディショナルタイムの6点目はリズミカルにボールをつながれ、マークが追い付かずにゴールを割られた。

 1回戦から登場した埼玉県予選は、準決勝までの4試合を無失点。延長にもつれ込んだ武南との決勝こそ1-3で敗れたが、堅ろうが埼玉平成のチームカラーだった。

 主将でCBの清水聖那(3年)は、前後半の立ち上がりの失点について「県のリーグ戦でもスタートで失点しているので、試合への入りは特に意識したのですが……」とため息をついた後、「日大藤沢はプレスの速さやスピード、技術の高さがこれまで戦った相手とは全然違った」と脱帽した。

 攻守のかなめでもあるアンカーの三木響介(3年)も「ボールをよくつないでくるチームでした。プレーのスピードもすごかったし、すべての面で強かった」と対戦後の感想をこう話した。

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