それでも今大会の予選で刻んだ準優勝は、埼玉の全大会でのチーム最高成績だ。関東で2試合戦えたことは、これからの本格的シーズンに向けていい財産になったことだろう。三島コーチは「選手は自発的にいろんなことを試みてくれました。1回戦の勝利からも今日の大敗からも、学んだことは多い。これをインターハイ予選につなげられるよう、さらにチームを伸ばしていきたいですね」と今回の成果を口にした。

 インターハイ埼玉予選は6月3日に開幕し、シードの埼玉平成は同10日の3回戦から登場する。

 清水は「関東予選は準優勝なので、インターハイ予選では決勝に進むだけでなく、そこで勝ちたい」と語り、三木も「関東の経験が自信になりました」と締めくくった。

               

(文・写真=河野正)

▽令和5年度関東高校サッカー大会
令和5年度関東高校サッカー大会