八千代が久しぶりのタイトルを獲得(写真=多田哲平)

 そして八千代は、千葉明徳に追撃を許さず、そのまま2-1で勝利。千葉県の第1代表として関東大会Aグループへの参加を決めた。

 プレミアリーグEASTに所属する市立船橋と流通経済大柏は参加していないとはいえ、強豪並み居る千葉を制したのは自信につながるはずだ。

 今季から岡本一洋監督が率いるようになって、いきなり示した優勝という結果。岡本監督は「どんな大会でも優勝するのに簡単なゲームはないと話をしました。予想通りの固いゲームになりましたけど、最後に粘り強く連続失点しなかったところと、最後まで走って点が取れたのは自信になるのかな」と激闘を振り返った。

 また関東大会に向けて「千葉の代表として出させてもらうので、これまでと変わらず、ボールを動かしながら、見てて楽しい、やってる本人たちもワクワクできるようなサッカーをしていきたい」と意気込んだ。

 一方の千葉明徳は惜しくも破れたが堂々の準優勝。第2代表としてBグループに参加する。決勝では先制されながらもその粘り強さを発揮。MF6菅野文太(3年)は果敢に仕掛けて攻撃をリードし、DF2藤沼海(3年)とDF4徳永塁(3年)は対人の強さを示した。

(文・写真=多田哲平)

▽令和5年度関東高校サッカー大会千葉県予選
令和5年度関東高校サッカー大会千葉県予選