静清 vs 磐田東(写真=多田哲平)

 値千金の同点ゴールを決めた、殊勲の瀧井は「焦ってしまうところでしたけど、落ち着かせてしっかりゲームを成立することができたのでよかったです。PKは練習通り。PK戦になった時点で自信はありました」と振り返る。

 また瀧井は、苦しい戦いが続くなかで「一戦一戦成長できている。その成長がこの勝ちにつながったのかなと思います」と手応えも口にした。

 一方で静清は勝利目前で追いつかれ、格上撃破とはならなかったが、昨年王者を土俵際まで追い込んだ戦いぶりは見事。個々が持ち味を垣間見せた。MF7脇水明日夢(3年)は中盤の底でチームのバランスを取りつつロングスローでチャンスを創出。キャプテンDF2杉山瑛太(3年)は対人の強さを発揮し、MF25小玉斗己(3年)は前線で幅広く働いた。

(文・写真=多田哲平)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
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