静岡城北のMF大塚櫂斗は一矢報いた(写真=多田哲平)

 先制点は20分。右サイドを抜け出したFW9林賢人(3年)からのクロスにファーサイドに走り込んでいたMF8矢頭勇亮(3年)が足を伸ばして合わせ、ゴールネットを揺らした。

 さらに24分には、左サイドの矢頭が上げたクロスがそのままゴールイン。27分には林が蹴ったCKが直接ゴールラインを割る。立て続けの得点で藤枝明誠はリードを3点に広げた。

 これで余裕を得た藤枝明誠はその後もダイナミックに静岡城北を攻め立てる。ボールを奪われれば素早く囲い込んで再びマイボールとし、攻撃の手を緩めない。

 そして34分、敵陣中央を打開してペナルティエリアに進入したFW11遠野翔一(3年)左足でゴール右を撃ち抜き追加点をゲット。藤枝明誠は4-0で試合を折り返した。

 後半に入っても攻め続ける。DF3青木壮太(3年)とDF5大井健太(3年)の的確なビルドアップと時折見せる正確なフィードを活かしながら丁寧かつ大胆で攻撃を組み立てた。

 すると57分に遠野が、58分にはこぼれ球に反応した林が立て続けにゴールネットを揺らし、6点差に。

 その後、72分にクロスに合わせたMF10大塚櫂斗(3年)のゴールで1点を返されたが、その2分後の74分にはDF23福留陽紀(3年)からのパスを受けた林が中央エリアを突破して7点目。7-1の大差で勝利を収めた。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
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