磐田東のMF瀧井空は先制点を奪取(写真＝多田哲平)
清水桜が丘の面々は片瀬晴城監督に「いつもどおりやれば勝てる」と発破をかけられて試合に入ったが、先手を取ったのは、立ち上がりから積極的に仕掛けていった磐田東だった。17分、DF4松本功朔(2年)が蹴った左CKからファーに流れたボールをMF10瀧井空(3年)が滑り込みながら詰め込んだ。
先制点を献上したが、それでも清水桜が丘は崩れなかった。片瀬監督は「先制点は気にしなかった。点を取られるのは想定していた」と試合後に明かしている。
リードを許しても平常心を失わない清水桜が丘は、飲水タイム明け直後の23分に同点とする。ペナルティエリアに抜け出したFW18竹澤正悟(3年)のパスからFW13柴田光(3年)がゴールに流し込んだ。
さらに、これで勢いを増すと33分に逆転弾。左サイド約40メートル付近のFKからのボールを右サイドで受けたMF7相川郁也(3年)がワントラップを入れてから豪快に左足を振り抜く。これがゴールに突き刺さった。
後半に入ると、なんとか追いつきたい磐田東の反撃を受けるが、これをDF4木村海惺(3年)とDF5藤田匠人(3年)のCBコンビを中心にはね返していく。
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ（総体）静岡予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ（総体）静岡予選
