得意のドリブル突破をみせるMF北藤(写真=会田健司)

 何とか一点返したい芦屋学園だったが、最後までゴールを奪う事が出来ずにタイムアップ。3-0で勝利した神戸弘陵が準決勝に駒を進めた。

 昨年の選手権兵庫予選王者相手に快勝した神戸弘陵。佐波は「あと2試合勝てば全国なので、あと2試合、自分たちのサッカーで兵庫県を圧倒して全国に行きたい。全国でもヒーローになれるように頑張ります」と意気込んだ。

 今年の神戸弘陵は攻撃陣にタレントを揃え「FWもサイドも、誰に渡してもチャンスになる」(北藤)チーム。守備も安定してきているだけに、佐波が話したように先制点を奪えるかがカギになる。北藤が「前半は一人抜いても後ろに何枚もいて難しかった。そういう時は(クロスを)上げ切ってキレイじゃなくてもいいから決め切れと言われています」と言うように、引いて構える相手に対して崩し切れなくてもゴールをこじ開ける事が必要になるだろう。

 全国まではあと2つ。「まだ総体含め1点しか取れていない。アシストも良いんですが、"自分が勝負を決める"というのを意識してやっていきたい」そう言って北藤は全国出場を見据えた。

 神戸弘陵は9日にアスパ五色メイングラウンドで快進撃を続ける神戸と対戦する。

 (文・写真=会田健司)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選