FW8佐波昂大が決勝ゴールを決める(写真=会田健司)

 試合は序盤からペースを握った神戸弘陵が次々とチャンスを量産する。最前線にFW9馬場悠平(3年)、1.5列目にFW8佐波昂大(3年)、左にMF10北藤朔(3年)、右にMF24石橋瀬凪(2年)の布陣を敷いた神戸弘陵は北藤が左から個人技で仕掛け、5分と10分に際どいシュートを放つと12分にはクロスバーを、15分にはシュートがポストを直撃。押し込みながらもゴールをこじ開けられない展開が続く。

 しかし前半終了間際の35分、神戸弘陵が少ないタッチ数で細かくパスを回し中央を崩すと、ボックス内左に侵入したFW佐波昂大がDFをかわし、GKとの1対1も制しゴールに流し込んだ。

 対する相生学院はFW9池内颯海(2年)とMF10河本大雅(2年)からチャンスを作ろうと試みるも、押し込まれた分全体の重心が低く攻撃も単発に。池内のシュート1本に抑えられ前半を終えた。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
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