前半の15分過ぎあたりまでは上尾のペースで進んだ。球際の激しい攻防で互角に競い、主将の平山直朋と橋本竜大(ともに3年)のボランチが精力的に動き回り、奪ったボールをサイドに展開。ともにキックの精度が高い藤原大空と新井翔太(ともに3年)の両ワイドMFが、敵陣に切れ込んだ。しかし、相手が素早く寄せてきたことで、1トップの藤巻樹(3年)に質の高い最終パスを配給できず、シュートにまで持ち込む形にはならなかった。

　目下、県S2Bリーグで4勝1分1敗で2位と好調な国際学院は、上尾と同じ4-2-3-1の陣形。田口凪琉(3年)、松﨑隆弥(2年)の両サイドMFが効果的に縦へと進出し、クロスを配給したりゴールを狙ったりして、攻めのリズムを掴んだ。

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