果敢に攻めた日大三が3ゴールを奪取(写真=志水麗鑑)

 先手を取られた武蔵は前半アディショナルタイム、右サイドの深いエリアで獲得したFKを一度は跳ね返されたものの、セカンドボールを拾って2次攻撃。ゴール前まで攻め込み、浮いたこぼれ球に反応したMF8原田航太(3年)がスーパーボレーで同点弾を決めた。

 後半に入ると日大三が攻勢を強める。ロングボールを駆使して敵陣に侵入し、ペナルティエリア付近ではショートパスとドリブルで相手を翻弄。52分にはDF保坂のアーリークロスからFW大山口がヘッドと好機を作った。

 56分にはDF保坂のフィードから華麗にダイレクトパスをつないで武蔵の守備網を崩す。相手の背後を突いたFW大山口が正確なシュートを決め、日大三が勝ち越した。

 58分にもゴールを許した武蔵は立て続けに失点したが、64分に左CKのこぼれ球を拾ったMF原田が強烈なダイレクトシュートでネットを揺らし、スコアを1点差に縮めた。

 終盤は武蔵の反転攻勢を受けたが、粘った日大三が3-2で勝利。1次トーナメントのブロック決勝に駒を進めた。

(文・写真=志水麗鑑)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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