國學院久我山のMF山脇舞斗は鋭い仕掛けで相手の脅威に(写真=多田哲平)

 國學院久我山は序盤から疲れを感じさせずボールを握る。MF10山脇舞斗(3年)や左サイドのFW11佐々木登羽(3年)を軸に攻撃を組み立てた。

 先制点は27分。左サイドを山脇との連係で突破した佐々木がゴール前に入り込んで右足を振り抜く。これが見事にゴールネットに突き刺さった。

 その後も國學院久我山は、カウンターやセットプレーを凌ぎつつ成立学園ゴールに迫った。FW19高梨通晴(3年)は精力的に相手の背後を狙い、脅威となった。

 後半はなんとか追いつこうとする成立学園の猛反撃を浴びるも、これをDF3普久原陽平(3年)とDF5平原大煌(2年)のCBコンビを中心に冷静にはね返していく。

 72分の決定的なミドルシュートはGK17大村太郎(3年)が阻止し、最後のCKのピンチではGKまで攻め上がってくるパワープレーを防ぎ切り、1-0で勝ち切った。選手を入れ替えながら強度を維持し、最後まで集中を切らすことはなかった。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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