成立学園のMF佐藤漣はキレのあるドリブルでゴールに迫った(写真=多田哲平)
堂々たる完封劇で優勝した國學院久我山は第1代表の座を獲得。また北海道で開催される本大会(7月29日~8月3日)でのシード権を得た(前回大会で帝京が準優勝しているため東京代表1校にシード権が与えられる)。
國學院久我山を率いる李監督は「東京で優勝して終われるのはなにより。生徒たちが歌っていたように、全国大会には東京の王者という気持ちで臨める。また公式戦でいろんな選手を使うことができて、個々人の収穫と課題が見えた。チーム力を底上げする意味でも非常に良かった」と充実した表情で振り返った。
一方で成立学園は惜しくも準優勝となったとはいえ、果敢にゴールを狙い続け代表校としての実力を見せた。FW11冨永創(3年)は鋭く抜け出し、右サイドのFW16平原健吉(3年)は積極的にクロスからチャンスを作った。MF6横地亮太(3年)が中盤で冷静に振る舞えば、MF10外山朔也(3年)とMF7佐藤漣(3年)はキレのあるドリブルでゴールに迫った。またGK1新渕七輝(3年)は最後まで大声を張り上げてチームを鼓舞し、試合後には人一倍悔しがっていた。
(文・写真=多田哲平)
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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