山本義弘監督と橘の選手たち(写真＝佐藤亮太)

　目標として相手がボールに触れないほどつなぎ倒したかったそうだが何回かカウンターを食らうシーンも。加えて5点以上入ってもおかしくないほど、数多くの決定機があったにもかかわらず決め切れなかった。

　「技術なのか立ち位置なのか、判断の問題なのか……、今後、勝ち上がっていくことを考えると苦しい状況になってしまう。まだまだ精度が低い」と断じた。

　さらに殊勲のMF早川にも「結果は素晴らしいものだが、ボールのないところで顔を出す、ボールに入ったときの判断などまだまだ」と注文をつけつつ「能力は持っている。もっと自信をもってプレーしてほしい」と期待をかけた。

　全員攻撃・全員守備をモットーとする橘。次の3回戦では慶応義塾と対戦する。

(文・写真＝佐藤亮太)