松商学園が上田西との死闘を制す。昨年の雪辱に向けて決勝進出

松商学園がPK戦の末に勝利(写真=田中紘夢)

 令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選の準決勝が行われ、松商学園上田西が対戦。延長戦を終えて2-2と決着がつかず、PK戦の末に松商学園が決勝進出を決めた。

【フォトギャラリー】 松商学園 vs 上田西

 県リーグ1部に所属するチーム同士の対決。松商学園はここまで3バックと4バックを併用してきたが、この試合では3バックを敷いた。高山剛治監督は「上田西はロングボールが出川(敦貴)くんのところに入ってくるのが強烈」と話したように、中央でのチャレンジ&カバーに人数を割くのが一因。相手のロングボールに対して手堅く守りつつ、チャンスを伺っていく。

 立ち上がりは上田西の出足に苦しみ、自陣に閉じ込められる時間が続くも、徐々にボールを握って前進。22分には中央のスペースを突き、藤本漣がシュート。これはGK牧野長太朗に弾かれるも、こぼれ球を平尾風詠が折り返し、上田卓輝が仕留めた。

 先制を許した上田西だが、すぐに反撃へ出る。29分、左サイドでのFKを出川が折り返すと、混戦から井上慶次が押し込んだ。前半から白熱した戦いが見られ、1-1で後半へ折り返す。

【次のページ】 準決勝 松商学園 vs 上田西(2)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選