高知 vs 高知国際

 対する高知国際は、GKは17山本康平(2年)。4バックは右から14谷脇千太(3年)、3山下健太(3年)、5岡林智也(3年)、4濱田築(3年)。ダブルボランチは6笹岡大起(3年)とキャプテンの7森祐介(3年)。サイドMFには右に11北村優大(3年)、左に10坂本陽(3年)が入り、2トップが12立田玲士(3年)に13山﨑陽(3年)となった。 

 この日の高知市は25.7度の夏日。13時のキックオフ時には日差しもさんさんと降り注ぎ消耗戦が必至となる中、まず主導権を握ったのは高知南高知西の統合後3年目で初の全国大会を狙う高知国際であった。「相手のキーマンである松井や大久保を抑えつつ、どうやって前に出るかをポイントにしていた」元・ブランメル仙台(現J2ベガルタ仙台)FWの山中丈典監督が示したゲームプランを選手たちが確実に遂行。7分には立田が反転シュート、16分には坂本が左サイドから際どいクロスを入れ、29分には坂本の落としに反応した立田が思い切りよくシュートを放つなど再三相手ゴールに迫った。

 が、ここを「声を掛け合いながら守った」DF森を中心にしのいだ高知は30分過ぎから攻勢に。32分には松井がゴールまで25mの位置から直接FKを枠内に放つと、35分ハーフのアディショナルタイムに入った時間帯には右サイドに流れていた門田がカットインしながらゴール正面へ。「ステップしながらコースが見えたところで振った」左足シュートは4人のDFとGKを縫うようにゴールへ転がり、高知が先制して前半を折り返した。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)高知予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)高知予選