都立富士のGK上野亮は4失点ながらもファインセーブを見せた(写真=多田哲平)

 1-0で迎えた後半も、流れを握ったのは駒場学園だ。

 53分、左サイドのクロスから小野寺が痛烈なシュートをゴール右隅に突き刺して追加点。

 これで勢いづいた駒場学園は55分に、右サイドからの展開で最後はFW11緒方颯大(2年)が決めて3点目。

 さらに65分には左サイドからのクロスをファーサイドで受けて4点目を決めたFW20辻斗羽(2年)が、66分にも立て続けにゴールを奪う。これで駒場学園は5点にリードを広げた。

 終盤には都立富士の猛反撃を凌ぐと、カウンターから佐藤が決めて6点目。直後にタイムアップの笛が鳴り、6-0で駒場学園が勝利。2回戦へと駒を進めた。

 一方で敗れた都立富士も前半の粘り強さは見事だった。ゴール前にバスを置いたように固いブロックを築き、駒場学園の攻撃を弾き返した。DF3白田悠真(3年)は守備の中心となって奮闘し、GK1上野亮(2年)はファインセーブを度々見せた。またFW11打田長叶(2年)は69分に相手ゴールを脅かし見せ場を作った。

(文・写真=多田哲平)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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