日大鶴ヶ丘のMF前田拓海は先制点を決め、守備でも貢献(写真=志水麗鑑)

 後半に入っても依然として日大鶴ヶ丘のペースだったが、守備を引き締めた桜美林が粘り強く対応。46分にはMF6小林悠眞(3年)がミドルシュートを狙った。

 2点ビハインドの桜美林がさらに攻勢を強める。ハイプレスをかけ、ボールを奪われても即時奪回で2次攻撃を展開。60分には、ショートカウンターからFW10長野海星(3年)が相手ゴールを脅かした。

 だが、日大鶴ヶ丘は劣勢でも守備陣が大崩れしない。最終ラインへのフォローが的確なアンカーのMF前田の働きもあって、相手にゴールを許さなかった。

 終盤には反転攻勢に出て、78分にはFW11橋本朱唄(2年)のクロスに合わせたFW10蔵田悠(3年)が技ありシュートでダメ押し弾。盤石の試合運びで桜美林に3-0と快勝し、南支部予選突破を決めた。勝利した日大鶴ヶ丘の谷幸一朗監督は「勝って次のステージにつなげられたので、守備のオーガナイズを修正して都大会に挑みたい」と、次のステージに向けて意気込んだ。

(文・写真=志水麗鑑)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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