もう1点も与えられない東京朝鮮中高級学校と準決勝進出を確実にするための1点が欲しい関東一。激しい攻防が続く中、後半8分に試合が動く。
パスカットから関東一のMF堤優太が中央でボールを受け取る。そしてディフェンダーの間にぽっかり空いたスペースをついてドリブル突破。そしてキーパーと1対1になり、冷静にゴールに流し込み追加点。準決勝への切符を大きく手繰り寄せる1点を奪取。
続く15分。右サイドバックから丁寧にボールをつなぎ、大きく左サイドに展開。ボールを受け取った選手は、左サイドを駆け上がり、中央へグラウンダーのクロス。これが決まり関東一が4点目。
一矢報いたい東京朝鮮中高級学校も後半の20分あたりから、徐々にボールがつながり始める。
30分、相手エリア内でカットしたボールを、リ・トンソンがキーパーとの一対1を制し、冷静にゴール左に決め1点を返すも、序盤の失点が響いた東京朝鮮中高級学校は万事休す。関東一が4-1で勝利しベスト4進出を決めた。準決勝進出を果たした関東一は、23日に成立学園と関東大会の出場権をかけて戦う。
(文・写真 編集部)