GK波多野豪、PK2本ストップ!FC東京U-18がイギョラカップ優勝をもぎとる!
試合風景

FC東京U-18 vs流通経済大柏 試合風景

 第26回2016国際親善ユースサッカーイギョラカップ、決勝戦はFC東京U-18vs流通経済大柏となった。

 先制したのは流通経済大柏
パスをつなぎ、技術の高さを見せるFC東京U-18に対し、流通経済大柏はセカンドボールを狙い、あるいは隙を突こうとガンガン当たりに行く。そんな流通経済大柏に多少面食らったか、FC東京U-18にファウルが増え、流通経済大柏がセットプレーのチャンスを多く手にすることになる。すると、惜しいシュートを連発。ますますフィールドが活気に満ちていくが、FC東京U-18もそこは大したもの。運も味方につけ失点を防ぐと徐々に落ち着きを取り戻し、前半を1失点で切り抜ける。

 後半に入っても流通経済大柏は元気。客席がどよめくほどの気合を見せ、会場の空気を支配しようとしていた。

 だが9分、FC東京U-18は半谷陽介がゴールを決め、同点に追いつく。
それでも、きっちりと組み立てられたプレーをしようとするFC東京U-18に対し、流通経済大柏はまずは気持ちで!と相手を圧倒するとともに自分たちを鼓舞するように声を出し続け、泥臭く駆け回る。その中心は、松浦駿平と生方ジャラール勇。フィールドによく通る声はまるで咆哮だ。

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