先制弾を許すも前半のうちに逆転!優位に立った日体大柏が粘る習志野を退ける

日大柏FW10片野拓久は2ゴールの活躍(写真=小室功)

 10月22日、第102回全国高校サッカー選手権千葉予選決勝トーナメント3回戦が県内各地で行われ、日体大柏習志野が対戦した。

 先手を取ったのは習志野だった。6分、右CKに絡んだ二次攻撃からFW18勝野陽斗(2年)が起死回生の一発。前年度の選手権県代表である日体大柏に冷や水を浴びせた。

 だが、ボールを丁寧に動かしながら相手のスキをついていく日体大柏は慌てることなく、難敵を土俵際に追い詰めていく。前半のうちに2点を返し、見事な逆転劇を演じると、後半にチーム3点目を加え、粘る習志野を振り切った。

 「難しいゲームになりましたが、自分たちがやるべきことを整理しながら、しっかり戦ってくれました」。

 日体大柏の根引謙介監督は、開口一番、こういって選手たちの健闘をねぎらいつつ、次のように言葉をつないだ。

 「習志野は手ごわいチーム。うちのサッカーを分析したうえで、きちんと対策してくるので、(主導権を握るためにも)まずは試合の入りが重要だと話していました。先制されてしまいましたが、前半のうちに逆転できたことが大きかったと思います」。

 日体大柏の同点ゴールは12分だった。FW9大内晴貴(3年)が右サイド深くまでドリブルで進入。いったんはゴチャゴチャとなったものの、こぼれ球に反応したMF8大和田琉星(3年)が右からクロスを供給すると、逆サイドで待ち構えていたFW10片野拓久(3年)がきっちり決めた。

 

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▽第102回全国高校サッカー選手権千葉予選
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