拓大紅陵は準決勝敗退(写真=小室功)
「すべてにおいて上手。プレーもそうですし、ピッチでの振る舞い方もそう。自分たちが今できること、やり続けてきたことを、選手たちは表現してくれましたが、少しでも対応が遅れたり、戸惑ったりすると、一気にゴール前までもっていかれる。そういう怖さがありました」
一矢報いたのは、72分。左CKのチャンスを生かし、二次攻撃からMF7飯野聖士(2年)が市船ゴールに叩き込んだ。地元クラブの房総ローヴァーズ木更津FCと提携するなど、チーム強化を進める拓大紅陵にとって、次年に向けた希望の一発となるだろう。
試合終了間際、交代出場のMF16岡部タリクカナイ颯斗(2年)が4点目を決め、さらに拓大紅陵を突き放した市船がファイナルの舞台に名乗りを上げた。対戦相手は昨年と同じく、進境著しい日体大柏。リベンジを胸に、3年ぶりの選手権への切符をつかみにいく。
(文・写真=小室功)
▽第102回全国高校サッカー選手権千葉予選
第102回全国高校サッカー選手権千葉予選