優勝候補の市船が貫ろく勝ち!4-1で快進撃の拓大紅陵を粉砕
市立船橋イレブン(写真=小室功)
貫ろく勝ちといっていいだろう。高校年代の最高峰リーグ、U-18プレミアリーグを戦う市立船橋が、県3部リーグ所属ながら今年の選手権予選で快進撃を続ける拓大紅陵を4-1で退けた。
「早い時間に先制点を取れたことで、肩の力が抜けて、いつもどおりのプレーができました。ボールを握る状況が多くなるだろうと思っていたので、そこをしっかり考えながら戦おうと選手たちに伝えましたが、ボールを動かすことで生まれる空いたスペースをうまくついていけたと思います」(市船・波多秀吾監督)
立ち上がりの7分、試合の流れを引き寄せるうえで、大事な先制点を奪ったのが市船だ。左コーナー付近で得たFK。ボールをセットし、じっくりと時間をかけてリスタートするかと思いきや、キッカーのMF7太田隼剛(3年)は相手が陣形を整える前にゴール前にけり込んだ。すると、いち早く反応していたのがCB4宮川瑛光(3年)だ。まったくのノーマーク。頭でとらえたボールがネットを揺らす。
「セットプレーになったら、クイックで始めるというのが自分たちのねらいのひとつ。そこはみんなで共有していることなので、迷わず、ゴール前に入っていきました。僕が決められなくてもほかの誰かが決めるだろうと思っていましたが、隼剛からドンピシャのボールが来ました!」
▽第102回全国高校サッカー選手権千葉予選
第102回全国高校サッカー選手権千葉予選