日体大柏 vs 流通経済大柏(写真=小室功)
長短のパスを駆使し、相手を揺さぶりながら、空いたスペースをついていくスタイルの日体大柏は、どちらかといえば、スマートなサッカーをするイメージがある。だが、それだけではなかった。球際で戦い、ファイトし、武闘派で鳴らす流経大柏に引けをとらなかった。
思うようにボールを展開し、チャンスを作れないかもしれない。だが、相手にも簡単にチャンスを作らせてなるものか。そんな気概や覚悟にあふれていた。
「選手たちが本当にタフに戦ってくれました。球際のところはずっといってきたことですが、全員でチャレンジして、カバーして、セカンドボールに対応していました。たくましくなったな、と感じましたね。本音をいえば、もう少しボールを散らしながらサッカーができたらよかったですけど、ふだんから“形じゃないよ”という話はしています。相手を見ながら、試合のなかで何がベストなのか、そこを探りながら選手たちが我慢強く戦ってくれました」(日体大柏・根引謙介監督)
▽第102回全国高校サッカー選手権千葉予選
第102回全国高校サッカー選手権千葉予選