FW15久保原心優(写真=田原豊)
終わってみれば、スコアは5-1。高校年代の最高峰であるU-18プレミアリーグで、日常的にしのぎを削り合う市船が、やはり一枚上手だった。日体大柏に1点を返されたものの、試合を通じて危なげない戦いぶりが光った。
まずは、9分。右サイドを深く進入した右SB2佐藤凛音(3年)が折り返すと、一度は弾かれる。だが、そのこぼれ球をFW15久保原心優(2年)が思いよく左足を振り抜き、ゴールラッシュの口火を切った。
「先に点を取れたことがよかった。チームに勢いがつき、前向きにプレーできるようになりました」(波多監督)
21分にFW10郡司璃来(3年)が強烈な右足シュートをゴール左隅に突き刺し、33分にはロングスローからチャンスを広げ、再び久保原がゲット。前半だけで3点のリードを奪った市船が、この時点で勝利をほぼ決定づけた。
▽第102回全国高校サッカー選手権千葉予選
第102回全国高校サッカー選手権千葉予選