日体大柏の根引謙介監督は、無念の決勝戦を振り返り、次のように総括している。

「もちろん、勝ちたかったですけど、これが“千葉”だと思います。ただ、市船や流経大柏など、絶対的な存在がいるなかで、2年連続で決勝までこられたこと。そこは評価していいでしょう。チームとして積み上げてきたものは間違いではないので、今後も続けていきたいと思います」

 昨年と同カードとなった選手権の千葉県決勝は、市船が日体大柏を破り、借りを返した。全国大会の開幕まで、およそ1カ月半。「目標は日本一。そのためにすべての面で、成長しなければいけない」と、市船のキャプテン・MF7太田隼剛(3年)は気を引き締めた。次なる戦いは、すでに始まっている。

(文・写真=小室功)

▽第102回全国高校サッカー選手権千葉予選
第102回全国高校サッカー選手権千葉予選