京都サンガF.C. U-18 vs 鹿島アントラーズユース(写真=松尾祐希)

 立ち上がりから鹿島は勝利を目指し、貪欲にゴールを目指した。しかし、相手の固い守りに阻まれて、なかなか決定機を作り出せない。中盤での潰し合いが続き、セカンドボールを拾い合う展開となり、思うようにボールを前に運べなかった。中1日でのゲームとはいえ、今大会は3試合目。疲労度も高く、動きの重さが目立つなか、守備陣は集中力を切らさずに対応。坂本翔汰(3年)、大川佑梧(2年)のCBコンビを中心に相手の攻撃を跳ね返し、得点を許さない。

 なんとか前半をスコアレスで折り返すと、鹿島は巻き返しを図る。後半9分に攻撃を活性化すべく、FW徳田誉(2年)とDF池田健将(3年)を投入。右SBでプレーしていた松本遥翔(2年)を右サイドハーフに配置し、池田を最終ラインの右に置く布陣でゴールを目指す。

 すると、徐々に流れは鹿島へ。185cmの徳田と182cmの大山幸路(3年)のツインタワーが前線で競り勝ち、攻撃にリズムが出てくる。サイドからもクロスが入るようになり、15分には池田のクロスから左MF壱岐健斗(3年)がシュートを放つ。ミートし切れなかったが、このこぼれ球に徳田が反応。惜しくも枠を捉えられなかったものの、徐々にゴールの匂いが漂ってくる。

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▽第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会