そうして前半プレッシャーをかけ続けた大宮アルディージャユースに対し、新潟アルビレックスU18は後半、大型FW・小枇 ランディを投入。前に強い目標が1つできたことで、アルビレックスU18が息を吹き返す。ボールをキープし続け、立て続けに大宮アルディージャユースゴールを脅かす。前半が嘘のように攻めまくる新潟アルビレックスU18だったが、あと一歩でゴールが奪えない。
防戦一方となった大宮アルディージャユース守備陣は、あわてていなかった。ポストやバーに助けられる部分もあったがなんとか耐え抜くと、74分、長谷川 元希が左サイドをドリブルで上がり、中央右の小柏へボールを送ると、小柏がそれをミドルシュート。攻め続けられたチームの苦しさを一撃で払しょくするゴールを突き刺す。76分には小柏からのボールを受けた長谷川がゴールを奪い、立て続けのゴールで5対0に。新潟アルビレックスU18の足が止まる。
それでもなんとか1点を返そうと攻め込むアルビレックスU18だったが、大宮アルディージャユースGK・宮崎 浩太朗のスーパーセーブにゴールを割ることが出来ず、逆に86分にはゴール前の混戦から大宮アルディージャユースの植松 亮にゴールを決められてしまう。
結局試合はエース・小柏 剛のハットトリックなどで6点を挙げた大宮アルディージャユースが、6対0と大勝。試合のなかったFC東京U-18と勝ち点31で並び優勝に望みをつないだ。一方、新潟アルビレックスU18は昇格から1年でまたプリンスリーグ北信越へと戻ることとなった。