東京 vs 都立国立(写真=多田哲平)
さらに77分には相手MF4笹原慧士(2年)にゴールを許してまたも同点とされ、延長戦に突入かと思われた。ところが最終盤にドラマは待っていた。
後半アディショナルタイムの80+4分、左サイドを駆け上がったMF7日外晴人(3年)のクロスに合わせて途中出場の1年生MF23渡辺光一が値千金の勝ち越し弾を流し込んだ。
直後に試合終了のホイッスル。都立国立は3-2で勝利し、同じく2次予選初戦で東京に0-1で敗れた昨年大会のリベンジを見事に達成。都立国立は10月7日に早稲田実業との2回戦に臨むことになった。
一方で惜しくも敗れた東京も個々のレベルの高さを垣間見せた。FW10佐藤晴日(3年)は確かな技術力を活かして攻撃を引っ張り、右SBのDF16水村一翔(3年)と左SBの茂木は精力的にアップダウンを繰り返した。またMF8野田悠馬(3年)とMF14岩本優(3年)ら中盤は多彩な崩しを見せ、DF23工藤瑠希也(3年)とGK1伊藤雅治(3年)ら守備陣も懸命に体を張った。
(文・写真=多田哲平)
▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選