都立片倉 vs 明法(写真=矢島公彦)

 後半に入ると1点ビハインドの明法が反撃。勢いよく敵陣に押し込み、セットプレーも駆使して相手ゴールを脅かす。しかし、得点は奪えない。

 都立片倉は守勢に回ってもアグレッシブな姿勢を崩さない。ハイプレス&ハイラインは変わらず、GK21小野秀悟(3年)も高い位置を取る。ボールを奪えばスピーディなパスワークで相手のプレッシャーをいなし、形勢を逆転させた。

 一方で明法も負けず劣らずの反転攻勢を見せ、オープンな展開となったゲームは激しい一進一退の攻防戦となる。そのなかで一瞬の隙を見逃さなかった都立片倉のFW18横溝凌也(2年)が60分、相手GKとの1対1を冷静に制し、リードを2点に広げた。

 さらに都立片倉は70分、MF石坂が強烈ショットでダメ押しの3ゴール目を奪う。さらにMF石坂は得点直後にも、相手GKとの1対1で鮮やかなループ弾を決めた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
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