FC多摩は4-2-3-1の布陣で挑むと、序盤からテンポの良いパスワークで相手を押し込む。左の坂綾高(3年)と右の松本瑛太(3年)もサイドから果敢に仕掛け、相手を慌てさせる場面を創出。ゴール前ではトップ下の吉田湊海(3年)と1トップの樋口佳(3年)が貪欲にゴールを狙い、特に吉田湊は10分で3本のシュートを打ち込んで相手の脅威となった。
押し込む時間帯が続くなか、18分に一瞬の隙を突かれてしまう。GKからのボールが前線につながると、ソレッソ熊本のトップ下・梶原夢月(3年)からゴール前にスルーパスが入る。ここに走り込んだFW菊山璃皇(3年)が右サイドからゴール前に運んでネットを揺らした。
▽第38回日本クラブユースサッカー(U-15)選手権大会
第38回日本クラブユースサッカー(U-15)選手権大会