坂戸が劇的な逆転勝利!八潮南を下して2回戦へ

坂戸 vs 八潮南(写真=河野正)

 第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選1次予選は8月19日、134チーム(138校)が参加して開幕し、A組からW組の各1回戦42試合が行われた。各組の勝者23チームは10月8日に始まる決勝トーナメントに進出する。プレミアリーグEASTの昌平、プリンスリーグ関東の西武台をはじめ、県Sリーグ所属の22校やインターハイ予選8強の川越東は、決勝トーナメントからの登場となる。

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 前回大会は代表決定戦で南稜に0-1で惜敗し、1次予選敗退を喫したJ組の坂戸八潮南に2-1で逆転勝ちし、8月23日の2回戦で豊岡と対戦することになった。

 3-5-2の坂戸は、トップ下の松本晴斗やボランチの米川一世(ともに3年)が、ボールを引き出しては前線やサイドに好配給し、FW佐藤大雅(3年)が積極的にゴールを狙った。前半30分にはFW引地陸馬(3年)の蹴った右CKから佐藤がヘッドで合わせたが、惜しくもGKの正面を突いた。

 それまでほとんどビッグチャンスのなかった八潮南が先制したのはこのすぐ後だった。相手のクリアミスを拾ったFW田中大翔が右のMF田中優謙(ともに2年)にパス。GKとの1対1をゴール左隅に冷静に沈めて願ってもない先手を取った。

 後半開始から2人を入れ替えた坂戸は、ワンサイドゲームに近い内容で攻め立てた。しかし最終パスやシュートの精度に欠け、決定的なシーンは27分に交代出場したMF川嶋陽斗(2年)が放った一撃が、惜しくもバーをかすめたくらい。攻勢の時間帯を長く保持しながら、なかなかゴールを割れないでいた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選
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