聖望学園が2年前のリベンジ!国際学院をPK戦の末に破り2回戦進出

勝利した聖望学園が2回戦へ(写真=河野正)

 第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選は10月8日、昨年より4校少ない48校が参加して開幕。1回戦20試合が行われた。プレミアリーグEAST所属で2連覇を狙う昌平は準々決勝から、高校総体予選を制した武南は3回戦からそれぞれ登場する。決勝は11月14日、埼玉スタジアムでキックオフされる。

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 県S1リーグ7位の聖望学園、県S2Bリーグ暫定2位の国際学院の実力校同士の決戦は、1回戦屈指の好カードとなった。その上、両校は2年前にも1回戦で顔を合わせ、3点を先行された国際学院がセットプレーなどから4得点し、大逆転勝ちを収めるという激闘を演じた。

 今大会は聖望学園がPK戦勝ちして雪辱を果たした。

 当時、ピッチに立ったのが聖望学園はMF市原憐、国際学院がCB内田康哉でともに主将の3年生だ。先発の市原は3点目を奪い、内田は交代で出場していた。

 前回とは違って国際学院が先手を取った。前半8分、FW田口凪琉(3年)の蹴った左CKが混戦となり、こぼれ球に素早く反応したMF清水かなう(3年)が右足で先制ゴールを蹴り込んだ。

 しかしその後は決定的な得点チャンスを生み出せず、一進一退の試合内容で推移する。

 序盤の聖望学園はサイドを中心に攻撃を繰り広げたが、最終パスの精度が悪く相手の守備網を崩し切れないでいた。そんな展開の前半17分、ボランチの小山晃也(2年)のパスを受けたFW池田海(3年)が、右から逆サイドのネットに突き刺して同点とした。

 聖望学園は後半17分、市原らが3連続の好シュートをお見舞いしたものの、DFのブロックなどで遭って得点できず、アディショナルタイムには右FKから小山が頭で合わせたが右へ外れてしまう。

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▽第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選
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