西武台、”難敵”東京成徳大深谷に「予想外」の4-0快勝!良い守備からリズムを生み出す

西武台は東京成徳大深谷に4-0の快勝(写真=河野正)

 第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選は10月15日、決勝トーナメント2回戦13試合が行われ、シード8校のうち6校が初戦を迎えた。高校総体予選優勝の武南は10月21日の3回戦から登場し、プレミアリーグEAST所属で2連覇を目指す昌平は、10月28日の準々決勝が初戦となる。

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 プリンスリーグ関東2部5位の西武台、前回準優勝で県最上位S1リーグ4位の東京成徳大深谷が対決した2回戦屈指の好カードは、西武台が4-0で快勝し、3回戦で市立浦和と対戦することになった。

 西武台は前線、中盤から激しく重圧を掛け、複数での素早い囲い込みも効果的で、相手の看板2トップにボールが渡っても自由にさせなかった。守りから徐々にリズムを生み出し、持ち前のサイドアタックで敵の守備網を慌てさせていった。

 前半23分、右SB西村航(3年)がFW竹内奏海(2年)に鋭い縦パスを入れ、MF大塚恭生(3年)が竹内の最終パスを蹴り込んで先制。西武台は36分にも竹内のシュートのこぼれ球から再び大塚が決め、守備の堅い東京成徳大深谷から前半のうちに2点を奪取する、願ってもない展開に持ち込んだ。

 ベテランの守屋保監督は「3年生としてチームのためにやってやろうという気持ちが出ている。プリンスリーグでいろいろなポジションをこなしたことが成長につながっているようですね」と4点目のアシストも記録した大塚を褒めた。

 東京成徳大深谷は7分にDF鈴木嵐(3年)が左から狙い、39分にはFW秋本光瑛(3年)の強シュートがDFにブロックされ、直後にMF稲葉優斗(2年)が決定的な一撃を放ったものの枠を捕らえ切れず、前半は守勢に回る時間が長かった。

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▽第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選
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