1年生MFが値千金弾!昌平が延長戦で細田学園破り初戦を突破

昌平が延長戦で細田学園破り初戦を突破(写真=河野正)

 第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選10月28日、浦和駒場スタジアムで決勝トーナメントの準々決勝2試合が行われ、2連覇を目指すプレミアリーグEAST所属の昌平が初戦を迎え、5年連続5度目のベスト8に駆け上がった細田学園を延長の末、辛くも2-1で下し2年連続10度目のベスト4に進んだ。11月5日の準決勝(11時5分・NACK5スタジアム)で、目下3冠の武南と顔を合わせる。準々決勝の残り2試合、狭山ヶ丘-浦和南、正智深谷-聖望学園は10月29日に浦和駒場スタジアムで行われる。

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 10月3日付で藤島崇之前監督が退任し、主将のCB石川穂高は左ひざの大けがで今大会は登録メンバーに入っていない。そんな状態で迎えた初戦。苦しんで、苦しみ抜いた末の辛勝だった。

 昌平は前半9分、1トップの鄭志鍚(2年)がMF土谷飛雅(3年)の蹴った左CKをニアポストからヘッドで押し込んで早々に先制した。これで主導権をつかみ、各ポジションに才能豊かな好人材を配置する王者のペースで進むと思われた。

 昌平は長準喜(3年)と大谷湊斗(2年)の両ボランチに加え、トップ下に入って3試合目の土谷の3人が、高い技術と戦術眼で攻撃陣をリード。細田学園に速攻くらいしかチャンスを与えず、ボールを握っては中盤を支配した。20分にも加点の好機が訪れ、鄭が大谷の横パスを右足で合わせたが、少し右にそれて前半を1-0で折り返した。細田学園はシュートを1本も打てなかった。

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